■たんぱく質が注目を集め、食物繊維が広く普及し始めた2025年を経て、26年の食のトレンドを占う記事の数々がメディアをにぎわした。年があけて1ヵ月あまり。ここで改めてどのような予測がなされたかみてみよう。

日々の食事が健康に大きな影響を及ぼすとの認識から、腸内環境や環境負荷を意識した選択が重視されると予測する記事が多く見受けられた。まず関心が高まるとみられるのが、食欲調整を助ける食品だ。「GLP-1」系の肥満治療薬の利用拡大を背景に、服用中や中止後の食事管理が課題となっている。プレバイオティクス繊維は腸内細菌を通じて食欲関連ホルモンに働きかけ、満腹感を伝える役割があるとされ、青いバナナや豆類、オーツ麦、発酵食品などが推奨される。今後は単に摂取量を増やすのではなく、炎症抑制やエネルギー管理を意識した「目的別の繊維摂取」が焦点になる見通しだ。
食品別では、抗酸化作用に加え代謝改善への関与が期待されるザクロや、脳の健康維持に関連するとされるオメガ3脂肪酸を豊富に含むサケやサバなど脂の多い魚への関心が継続する見込み。研究では週1~2回の摂取が認知機能の低下リスク抑制と関連する可能性が指摘されている。
一方、環境由来の化学物質PFASへの警戒の高まりから、包装や調理器具の選択を見直す動きも広がると見られている。家庭での調理時には安全性の高い素材の利用が推奨される。また、食物繊維が体外排出を助ける可能性も示唆されているほか、抗炎症作用を持つポリフェノールを含む果物や野菜、コーヒーなど植物性食品の重要性も強調されている。さらに水分補給や栄養補給を兼ねた飲料としてスイカジュース、気分やホルモンバランスへの作用が研究されるサフランなども注目される可能性がある。今後11ヵ月、どの程度当たるか注目したい。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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