■英住宅金融機関「ハリファックス」は、英国の平均住宅価格が1月に初めて30万ポンド(約6300万円)を突破したと発表した。住宅価格は前月比0.7%上昇し、2024年11月の1.1%増以来の高い伸びとなった。前年比では1%の上昇だった。各メディアが報じた。ハリファックスの発表で、このほど30万77ポンドと、平均価格が30万ポンドの壁を破ったことが判明した。ただし、同様に月次統計を公表する「ネーションワイド」は、平均価格を27万873ポンドと推計。統計は各社の住宅ローン承認データに基づき、現金購入や投資向け取引の扱いの違いが平均価格の差を生んでいる。

今回の上昇は、クリスマス前に前月比0.5%下落した停滞局面からの持ち直しを示すと分析されている。ハリファックスの住宅ローン部門責任者は「市場は安定した状態で2026年を迎えた」としつつ、購入可能性の課題は依然大きく、今年の価格上昇は1~3%程度にとどまるとの見方を示した。これに対し、ネーションワイドは2~4%の上昇を予測している。
需要の背景には、イングランド銀行による利下げがあるが、同銀行はインフレ再燃を受け、政策金利を3.75%に据え置いた。ただし、追加利下げの観測も根強く残っている。地域別では、スコットランドが前年比5.4%増と最も強く、ウェールズは0.5%増にとどまる。イングランドでは北西部が2.1%増と比較的堅調だ。専門家は、賃上げや住宅ローン金利低下が価格を支える一方、手の出ない状況だと感じる消費者も多く、上昇は緩やかになると指摘する。過去3年の上昇率は約5・7%にとどまるが、超低金利下の2020~23年には約19%の大幅上昇を記録したという経緯もあり、引き続き動向が注目される。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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