NHSの病床不足、深刻…廊下での治療が常態化

■英国のNHS(国民医療サービス)が様々な問題を抱えているのはご承知の通りだが、一部NHS病院では、「廊下での治療」が常態化しつつあるという。このほど、民放「ITVニュース」の隠し撮り映像と公式調査で明らかになった。ITVニュースの映像には、ロイヤル・リバプール大学病院の救急部門で、多くの患者が混雑した廊下で治療を受ける様子が映し出されている。医療専門家は、いわゆる『廊下での治療(corridor care)』は安全性と尊厳の両面で問題があると警鐘を鳴らす。

© ITV News

2024年4月、同病院で29時間を廊下のストレッチャー上で過ごしたという元看護師のバレリー・ジョンストンさんは「必要なのは点滴による水分補給、痛み止め、そしてトイレ。でも、そのどれも得られなかった」と振り返る。痛みに耐えきれず、這うようにしてナース・ステーションへ向かったという。「廊下で苦しむぐらいなら、自分のベッドで苦しむ方がまし」とジョンストンさんは訴える。

TK Trading
Centre People
ロンドン東京プロパティ
Dr Ito Clinic
早稲田アカデミー
サカイ引越センター
JOBAロンドン校
Koyanagi

医療安全調査機関HSSIBがこのほど発表した報告書によると、いくつかの病院では、『廊下での治療』を前提にコンセントや緊急呼び出しボタンの設置など、設備改修が行われていたことも判明。昨年8~12月にかけて、13の病院を調査したところ、『廊下での治療』が頻繁に実施されていたという。英王立看護大学のニコラ・レンジャー事務総長は「衝撃的なレベルのケアが『新しい標準』になりつつある」と嘆き、「病院側が限られた空間で対応しようとする努力は理解できるが、非常に痛ましい状況だ」と話す。

ロイヤル・リバプール大学病院を運営する、大学病院リバプール・グループは、「職員は厳しい状況でも安全で尊厳あるケアの提供に全力を尽くしている」と弁明。過去1年で『廊下での治療』の件数は減少したとし、冬季需要に備えて病床を増やしたほか、地域ケア機関との連携を強化していると説明した。英保健社会福祉省の報道官は「現在の状況は受け入れ難く、解消に全力を尽くしている」と述べ、退院支援などの取り組みを進めていると強調したが、状況改善には長い道のりが予想される。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)


JEMCA
Kyo Service
J Moriyama
ジャパンサービス
らいすワインショップ
Atelier Theory
奈美デンタルクリニック
Restaurant
Joke
Henry Q&A
Travel Guide
London Trend
Survivor
Great Britons
Afternoon Tea
ロンドンおすすめレストラン
面白すぎる英国ジョーク
なるほど英国Q&A
ロンドン近郊トラベルガイド
ロンドン最新トレンド
面白すぎる英国史
面白すぎる英国の偉人
ロンドンでアフタヌーンティー