■乳児を持つ母親向けに様々な教室やグループ・レッスンが開かれている。それに参加すれば、子どもにとっても有益であるばかりでなく、同じ地域に住む、同年代の子どもを持つ母親とも交流できると期待していたマルティナさんだったが、その願いは無残にも打ち砕かれたという。BBCが報じた。

マルティナさんが参加したのは、乳児との意思疎通をジェスチャーによって豊かにすることを目指すクラス。子どもとの意思疎通が向上するだけでなく、良い「ママ友」との出会いもあるかもしれないという期待を持って参加したマルティナさんだったが3回目の参加後、生後間もない息子を抱えて教室を後にすることになった。教室で雑談をする中で粉ミルク育児や帝王切開での出産を選んだことを周囲の母親たちから否定的に見られ、「怠けている母親」と思われているように感じたという。「どれだけ頑張っても受け入れてもらえない気がした」と語る。
母親同士の集まりでは、互いを支え合う一方で、無意識の比較や排除が生まれやすいと専門家は指摘する。臨床心理士のノエル・サントレリ博士は、出産は女性にとって大きなアイデンティティの変化であり、不安や競争心が「いじめ」や陰口、仲間外れといった形で表れることがあると説明する。排除の理由が分からないまま孤立し、自己否定に陥る母親も少なくない。対処法については意見が分かれる。関係を正面から話し合うべきだとする声がある一方、子どもの人間関係も絡む場合、無理に対立せず距離を置く方が自分を守れることもあるという。別の母親は、地元のグループで支配的な人物により孤立させられ、その後は意図的に参加を避けるようになったが、少人数の場で価値観の合う友人と出会い、深い支えを得たと話す。
マルティナさんも、母親同士が支え合える場の大切さは理解しつつ、「理解し合えるはずの人たちからも『品定め』されるのがつらい」と葛藤を抱える。新たなグループに参加することに希望と不安を抱きながら、偏見のないつながりを模索しているという。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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