■ 英オックスフォード南部リトルモア地区で、犯罪抑止のために日本の伝統的な「拍子木(ひょうしぎ)」を使った夜間パトロールが行われ、話題を集めている。タイヤの切り裂き事件や刃物による襲撃が相次いだことを受け、住民と地元議員が防犯対策として導入した。「メトロ」紙が報じた。

拍子木は硬木や竹製の二本の板を打ち鳴らす道具であることは、日本人にはおなじみ。江戸時代から夜回りや火の用心の合図として使われてきた澄んだ打音で、「見回りが行われている」ことを周囲に知らせ、犯罪の抑止効果があるとされる。オックスフォードシャーでこの活動を主導するのは、リトルモア選出のデービッド・ヘンウッド市議。日本人の妻を持ち、約20年間日本で暮らした経験から、この拍子木の活用を思い立ったという。市議は「住民に注意喚起をし、地域が見守られていることを知らせる音だ。自転車盗難が多発した際にも効果があった」と語る。約1週間前から問題が集中している通りを中心に巡回を開始すると、住民がカーテンを開けて様子を見たり、感謝の連絡を寄せたりする反応があったという。すでに新たなボランティアも加わり、冬の間は継続する方針だ。
テムズバレー警察によると、同地区では昨年12月、車のタイヤが相次いで切られる被害が確認され、11日には刃物事件も発生した。警察は捜査を続けているが、住民の不安は根強い。ヘンウッド市議は「警察が常に巡回できるわけではない。拍子木を用いたこの方法で、少しでも安心感を取り戻したい」と話し、日本式の防犯パトロールが英国各地に広がることに期待を示している。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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