■英国で初めて帝王切開による出産が自然分娩を上回った。BBCほかが報じた。2024/25年度のNHS(国民保健サービス)の最新データによると、出産の45%が帝王切開で、44%が自然分娩だった。また、残りの11%は鉗子や吸引などの介助による出産だった。帝王切開は、医師が母親の腹部と子宮を切開して赤ちゃんを取り出す方法であり、そのうち半数は事前に計画されたものだった。

NHSイングランドは、帝王切開の増加について、いくつかの要因が影響していると指摘している。母親が自らが帝王切開を選ぶ傾向が強まっており、また糖尿病や肥満といった既存の健康問題が増加していることが要因の一つとされている。しかし、専門家によると、この現象の背景は非常に複雑であり、一概に説明することは難しいという。シュルーズベリー・テルフォード病院で産科サービスに関する独立調査を行っているドナ・オッケンデン医師は、「母親の年齢が上がり、健康状態が悪化していることが影響している」と述べている。さらに、過去の出産経験が次回の選択に影響を与えることも多いと指摘している。特に、初めて帝王切開をした場合、その経験が次回の出産方法の選択に関わることがあるという。
また、帝王切開を選択する理由の一つに、女性自身の意向がある。過去10年間で帝王切開の件数は倍増しており、その一因として分娩中に赤ちゃんの健康状態が悪化した場合に迅速に対応できる医療技術の向上がある。産婦人科医師会のアリソン・ライト会長は、これにより帝王切開が選ばれるケースが増えたと説明している。
一方、ランカシャー大学のスー・ダウネ教授は、帝王切開の増加にはさまざまな要因が絡んでいると分析。母親の平均年齢の上昇やBMIのわずかな増加では、この急激な増加を説明できないという。同教授は、女性が「最悪を避けるための最善の選択肢」として帝王切開を選んでいることが多いと述べ、安心できる環境が整っていない場合、帝王切開が選ばれることがあるともいう。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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