■ロンドンのサディク・カーン市長は、2026年からロンドン地下鉄やオーバーグラウンド、エリザベス線の運賃を5.8%引き上げる方針を明らかにした。値上げはインフレ率を1%上回る水準で、来年3月から実施される。先月発表された全国鉄道運賃の据え置き措置は、ロンドン交通局(TfL)が運営する路線には適用されない。「タイム・アウト」が伝えた。

一方で市長は、トラベルカードについては2027年3月まで価格を据え置く考えを示し、1日/1週間の上限額は変更しないと説明した。あわせて、ロンドン市内のバスと路面電車の運賃も引き上げない方針で、こちらは生活費高騰への緊急対策として市庁舎が負担するという。市長によると、今回の値上げは、政府との間で合意した約22億ポンドの資本投資資金を得るための条件の一つだという。地下鉄の利用料金については、ICカードなどの「ペイ・アズ・ユー・ゴー」方式での値上げ幅を最大でも20ペンスに抑え、多くは10ペンス程度の上昇にとどめるとしている。
例えば、オフピーク時間帯にゾーン1のトテナム・コート・ロードからゾーン5のエッジウェアまで移動する場合、運賃は3.60ポンドから3.80ポンドに上がる見込みだ。これに対し野党側からは反発の声も上がっている。保守党は「他地域が運賃据え置きを享受する中、ロンドン市民に負担を押しつけている」と批判。交通監視機関ロンドン・トラベルウォッチも、運賃の高さに加え、車両更新の遅れなどが利用者の不満を招きかねないと指摘している。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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