スマホ最優先…『ファビング』で恋愛破綻

■ パートナーと一緒にいるのに、ついスマホへ手が伸びる─仕事のメールを確認したり、インスタグラムを『ちょっとだけ』見たりするつもりが、気づけば常に画面をのぞき込む習慣になってしまっていたりするなど、思い当たるふしはないだろうか。科学者たちはこれを『恋愛破綻への一本道』として、警鐘を鳴らしている。「スタンダード」紙(電子版)ほかが報じた。

トルコのニーデ・オメル・ハリスデミル大学が行った最新研究で、配偶者や恋人そっちのけでスマホに意識を向ける「ファビング(phubbing)」は、結婚や恋愛など人間関係の満足度を大幅に下げることが明らかになった。「phubbing」は「phone」(電話)と「snubbing」(冷たい態度をとること)からなる造語で、行動心理学者ジョー・ヘミングスは「ファビングとは本質的には『無視』であり、相手よりもスマホの方が重要だと示す行為」と指摘する。実際、英国では74%の人が寝室にスマホを持ち込み、1日の使用時間は平均8時間41分に及ぶ。「本当に悲しくなる」と話すのは、スマホ依存を自認する38歳のケイトさん。夫婦そろってスマホから離れられず、夜は会話もなく画面にかじりつくこともあると、ため息をつく。

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心理療法士で『The Phone Addiction Workbook』の著者ヒルダ・バーク氏も、同様の相談が増えていると話す。同氏によれば、「スマホ通知は脳にとって『アラーム』として処理され、重要度に関係なく私たちの注意を奪ってしまう」とし、「生存本能と同じ仕組みが働き、つい優先してしまうに至っている」と説明する。

とはいえ、スマホは財布や写真、地図、銀行アプリまで生活の多くを担う存在だ。完全に手放すのは現実的ではない。しかし、少なくとも自宅やデート中には距離を置く工夫が必要だ。バーク氏も、対策をとることを推奨する。「大切な人と過ごすときは、スマホを見えない場所に置くこと。サイレントモードにしたり、電源を切ったりするのも効果的」。ノッティンガム・トレント大学などの研究では、スマホが同じ部屋にあるだけで集中力が26%低下することも示された。あなたも、まずはスマホを伏せてみることから始めてはいかが? By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)


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