■ かつてフェイスリフトといえば、富裕層の年配者が受ける大掛かりな施術というイメージが強かった。しかし近年、20代後半から30代の若い世代の間で、フェイスリフトを含む美容整形手術への関心が急速に高まっている。BBCほかが報じた。

少しでも若さを取り戻したいと考える人々にとって、『最後の手段』とされてきたフェイスリフトに踏み切る若者が、増加している。SNSを検索すれば、「ミニリフト」「ポニーテールリフト」「ディーププレーン」など、さまざまな施術名が並び、術前・術後、さらには痛々しい腫れが残る回復途中の写真まで公開されている。セレブも例外ではなく、クリス・ジェンナーさんやキャット・サドラーさん、マーク・ジェイコブスさんなどが公に施術を認めたことで、フェイスリフトは『秘密の処置』ではなくなった。背景には、加工された画像があふれる、オンライン世界での自分の容姿への不安、またはボトックスやフィラーといった注入系治療に慣れ、より長期間続く根本的な変化を求める人が増えたことがあるとみられる。
とはいえ、フェイスリフトは依然として高度な技術を要する大手術であることに変わりはない。ブリストルの形成外科医サイモン・リー氏は、局所麻酔のみで行う最新の施術を紹介する。近年は、手術室や全身麻酔を必要としないケースも増え、若い世代にとって心理的ハードルが下がったという。
しかし、血腫や感染、神経損傷などのリスクは依然高い。費用も英国では平均1万5000〜4万5000ポンドに上る。格安をうたう海外クリニックもあるが、安全性への懸念は大きい。実際に、トルコで左右差を改善するためフェイスリフトを受けたという34歳の女性は、言葉が通じない環境での術後の苦しさを振り返る。また、研究者の間では、美容整形が本当に自尊心の向上につながるのか、疑問視する声もある。ベルギーの形成外科医アレクシス・ヴェルパール氏は、若年層の手術希望者増加に懸念を示し、「20代で手術を受ければ、60歳までに複数回、手術が必要になる可能性がり、顔に大きな負担を強いる」と警鐘を鳴らしている。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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