■戯曲『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』などで知られる劇作家、サー・トム・ストッパード氏が88歳で死去した。英国ではチャールズ国王とカミラ王妃も声明を発表し、「もっとも偉大な作家のひとりであり、親しい友人だった」と述べ、その才能と温かい人柄を称えた。各メディアが伝えた。

ストッパード氏はオスカーとゴールデングローブ賞を受賞した映画『恋におちたシェイクスピア』の脚本家としても世界的に知られ、多くの作品で60年以上にわたり観客を魅了してきた。王室広報は「彼の死を深く悲しんでいる」とし、家族に哀悼の意を伝えたうえで、同氏の名言を引用し、「すべての『出口』はどこかへの『入口』である」から慰めを得たいというコメントを発表した。ミック・ジャガー氏はSNSで「知的でユーモアに満ちた作品群を残した。彼がいなくなるのは寂しい」と追悼した。
チェコスロバキア生まれのストッパード氏は、幼少期にナチス占領を逃れた一家とともに各地を転々とした。のちに自身の祖父母4人が強制収容所で命を落としたことを知り、「生き延びた自分は非常に幸運だった」と生前、語っていた。作詞家ティム・ライス氏は「彼の戯曲は時代を超えて生き続けるだろう」とその功績を讃えた。ストッパード氏は生涯で多くの栄誉を受け、1997年にはエリザベス女王からナイトの称号を授与された。映画やテレビ、ラジオでも活躍し、トルストイの『アンナ・カレーニナ』の映画脚色なども手がけた。2020年に発表した自伝的要素を含む戯曲『レオポルドシュタット』はオリヴィエ賞とトニー賞を受賞している。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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