■英小売大手ジョン・ルイスのクリスマス広告に感動したことをきっかけに、オリジナルのクリスマス広告を作り始めたというシンガーソングライターのサム・クレッグさん。わずか400ポンドで制作された『もう一つのクリスマス広告』が、人々を「涙の洪水」に沈めているという。「メトロ」紙が報じた。

クレッグさんがこのほど発表したのは、「Angel on the tree」(木の上の天使)という自作の楽曲にあわせて制作した慈善クリスマス広告。若い恋人同士が初めてのクリスマスを祝ってから、50年という長い年月を経て迎えた今年のクリスマスまでを3分間で描いたもので、これが多くの視聴者の心をつかみ、話題になっている。映像は1975年、ポラロイド写真を撮り合い、暖炉の前で踊る若いカップルの姿から始まる。しかし物語は一転、50年後に移り、夫を亡くした女性が墓を訪れ、通りかかったキツネに亡き夫の面影を見る。家に戻った彼女は若き日の写真を手に取り、最後には自分の心の中にいる夫の『幻影』と静かに踊り、涙を流すというストーリー。動画はすでに120万回以上再生されている。
動画の最後には「140万人の高齢者がクリスマスをひとりで過ごす」とのメッセージが添えられ、この慈善クリスマス曲をiTunesまたはアマゾンから購入することを呼びかけている。収益は孤独な高齢者の支援団体に寄付されるという。視聴者からは「普段泣かないのに涙が止まらなかった」「亡くなった夫を思い出した」「今の自分に重なりすぎて胸が痛い」など、多くの共感の声が寄せらた。クレッグさんは2020年から毎年オリジナルの『もう一つのクリスマス広告』を制作しており、過去にも老人と犬の絆を描いた広告が話題となったことがある。彼は「ロックダウンで感じた孤独が企画の原点。クリスマスは孤独がもっとも際立つ時期だからこそ伝えたい」とコメント。ジョン・ルイスの広告に心を動かされた経験が、自身の創作の原動力になっていると話している。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
このクリスマス広告の動画はこちらから視聴可能。© Sam Clegg








































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