英キャメロン元首相、前立腺がんの治療完了を公表

■英国のデイビッド・キャメロン元首相が前立腺がんを患っていたことを公表。早期発見に向けた「ターゲット型検診プログラム」の導入を政府に求めた。各メディアが報じた。

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キャメロン氏(59)は2016年に首相と議員を辞任したが、2023年にスナク氏の保守党政権下で外相として政界に復帰。貴族院議員にも任命されており、英政界とのつながりは今も深い。同氏は、前立腺がんの兆候を探るPSA(前立腺特異抗原)検査で高い数値が出たため生検を受け、がんが判明したという。英タイムズ紙に対し、「医師に『前立腺がんです』と告げられる瞬間は、誰もが恐れていることだ」と振り返った。検査を受けるよう促したのは、夫人のサマンサさんで、夫妻がラジオでソーホーハウス創業者ニック・ジョーンズ氏の診断について聞いたことがきっかけだったという。

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キャメロン氏は、電気パルスでがん細胞を破壊する「フォーカルセラピー」を受け、治療を終えたこともあわせて発表。彼は「男性は健康問題に向き合うのが苦手で先延ばしにしがちだ。だからこそ自分が声を上げるべきだと考えた」と述べ、検診制度のさらなる普及の必要性を訴えた。前立腺がんは英国の男性のあいだでは最も一般的ながんで、毎年約5万5000人が新たに患者となっている。しかしPSA検査の精度に懸念が残ることから、現時点では全国的なスクリーニング制度は導入されていない。

キャメロン氏の公表は、英国で有望な検診手法を比較する大規模臨床試験「トランスフォーム」が始まった数日後に行われた。同試験は、血液検査や生検など現在のNHS(国民保健サービス)の診断方法と、新しい検診技術を比較するもので、国立医療研究所が約1600万ポンドを拠出し、残りを前立腺がん支援団体が負担する。前立腺がん啓発団体のキアラ・デ・ビアーゼ氏は、「毎年1万2000人が前立腺がんで命を落としているが、このがんは主要ながんで唯一スクリーニング制度が確立されていない。早期の制度確立が急務」と強調した。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)


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