英国内の不法労働者…理髪店、洗車場、美容サロンがお好き

■不法労働者を雇用したとして同じ通りに並ぶ理髪店2軒が摘発されるなど、英国中のハイストリート(繁華街の主要な通り)にある事業者が高額の罰金を科されている。デイリーメール紙(電子版)が伝えた。

内務省が公表したデータによるとコーンウォール、ボドミンにある2軒の理髪店が不法労働者を雇った容疑で合計9万ポンド(約1800万円)の罰金を受けた。内務省は定期的に就労資格のない人物を雇っていた企業の「実名公表」を行っている。不法就労が可能であることが、違法移民を英国に引き寄せる「大きな誘因」とされており、政府は違法就労者1人あたり最大4万5000ポンドの罰金を科す方針に変更。摘発のための抜き打ち捜査を強化している。

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新たな統計によると2024年10月〜12月の間に全国で12の理髪店が罰金を科されており、理髪業界は違法移民雇用が多い業種の一つとされている。さらに目立つのが洗車ビジネス。全国で38の洗車場が摘発され、悪質な業者が巨額の罰金を科されたことも判明。美容サロンも例外ではなく、3件で合計12万5000ポンドの罰金が科された。その他、コンビニ、レストラン、電子タバコ店なども「悪質な事業者」として多数名を連ねている。ウェスト・ミッドランズのリフォーム施工業者は最高額の罰金(22万5000ポンド)を科されたという。

税金で滞在費が支払われている「亡命申請者向けホテル」に滞在する移民たちが、到着後わずか数時間でファストフードの配達ライダーとして働き始めるケースも報告されている。影の内相クリス・フィリップ氏はこうした人々が亡命審査中の就労禁止ルールに違反している証拠を掴んだと述べている。移民法の専門家でフリース法律事務所のエマ・ブルックスバンク氏は「配達アプリ企業は、誰が自社アプリを使用し、顧客と接触しているかを把握しておらず、違法労働が簡単・効率的・見えにくい状態でまかり通っている。これが違法移民が小型ボートで英国に渡ってくる誘因になっている」と警告し、政府が配達企業に責任を問うべきと主張。「違法労働を助長している企業に対しても罰金を科すべきだ」と述べてる。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)


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