クリスマス広告で火花! 各小売りチェーンが公開

■ハロウィンが終わり、小売り大手ではクリスマスをみすえた販促活動が本格化。クリスマス広告が次々と公開されている。今年、一番の話題となるのはどの「作品」か、注目が集まっている。BBCほかが報じた。英国のクリスマス広告は単なる商品宣伝にとどまらず、社会情勢やコミュニティ意識を映し出す重要な文化的イベントとなっている。今年の広告は例年通りの華やかさを添えつつも、物価高や男性性といった2025年の社会的テーマを反映していると専門家は指摘する。

© John Lewis

スーパーのアズダは、グリンチがクリスマスの買い物に奮闘する様子を描き、働く家族の苦労をテーマにした。一方、ジョン・ルイスの広告は父と息子の関係を軸に、男性の感情表現を描き、「ネットフリックス・ドラマ『アドレッセンス』を想起させる」と分析。父が息子からのクリスマス・プレゼントで過去の思い出に浸り、照れくさい抱擁を交わすシーンは、多くの視聴者の共感を呼んでいる。

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物価高に対応するメッセージも顕著だ。アズダやリドルの広告では「手頃な価格で楽しむクリスマス」が打ち出され、リドルは全国の子ども向け寄付プログラム「トイ・バンク」を紹介。マークス&スペンサーの広告では、渋滞にはまった主演のドーン・フレンチが妖精の魔法で控えめなクリスマスパーティーを演出し、派手さよりも実用的かつ温かく祝うことの大切さを訴える内容だ。

これらとは対照的に、コスメセレクトショップのセフォラはマライア・キャリーを起用し、豪華な演出で華やかさを見せた。また、キャラクターを使った広告を展開するアルディやセインズベリーズなどでは、経済的に不安な視聴者に配慮した演出が見られると分析されている。アルディはマスコットのケビン・ザ・キャロットがプロポーズする物語。セインズベリーズはロアルド・ダールの『ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』を登場させた。広告専門家は、今年のクリスマス広告は「現実を反映するテーマ」が特徴だと指摘。「視聴者はファンタジーではなく共感を求めている」と説明されている。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)

ジョン・ルイスのクリスマス広告はこちらから視聴可能。© John Lewis


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