■英国で導入が進むHIV感染予防注射「カボテグラビル(CAB-LA)」が、北アイルランドでも使用可能になることが確認された。2カ月に1度の投与で効果が続くこの注射は、毎日服用する従来の予防薬「PrEP(プレップ)」に代わる新たな選択肢として注目されている。BBCが報じた。

英イングランドとウェールズでは10月に承認が発表され、すでにスコットランドでも利用が進んでいる。LGBT支援団体「レインボー・プロジェクト」のスコット・カスバートソン代表は、「北アイルランドでもHIV予防がより身近になる可能性がある。画期的だ」と歓迎した。HIVは免疫細胞を破壊し、感染症への抵抗力を低下させるウイルス。PrEPはHIV陰性の人が服用することで感染リスクを大幅に減らすことができるが、毎日飲み続けることが難しい人も多い。家庭や住居環境、経済的事情などが服薬の妨げになるケースもあるという。
カボテグラビルは年6回の注射で済むため、利便性と秘匿性の高さで評価されている。英国の医療指針を策定する国立医療技術評価機構(NICE)はすでに投与方法を最終承認しており、北アイルランド保健省も正式導入に向けた手続きを開始した。ただし、実際の提供開始時期は未定と報じられている。専門家らは、この注射が英国の「2030年までに新規HIV感染を根絶する」目標達成に向けて大きな一歩になると期待を寄せている。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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