■11月1日午後6時45分ごろ、イングランド北部ドンカスター発ロンドン行きのロンドン・ノースイースタン鉄道(LNER)列車内で刺傷事件が発生した。警察によると、11人が病院で治療を受け、うち1人は鉄道会社スタッフで重症ながら「重篤だが安定した状態」にあるという。各メディアが報じた。

現場では、警察がナイフを所持していた男性をテーザー銃(スタンガンの一種)で制圧。30代の英国人男性2人を逮捕したが、テロとの関連は示唆されていない。うち32歳のアンソニー・ウィリアムズ(ピータバラ出身)は、3日、10件の殺人未遂容疑で起訴された。もうひとりの容疑者は釈放された。事件は列車がケンブリッジシャーのピータバラを通過した直後に発生。列車はハンティンドン駅で緊急停車し、武装警官が現場に乗り込み、通報から8分で容疑者を逮捕した。現場ではナイフが押収され、大規模な救急対応が行われた。また、これに先立ち、列車運転手アンドリュー・ジョンソン氏(元海軍上級下士官)は、緊急連絡を受けた際、高速路線を走っていた列車を緩行線の線路へと切り替える判断を下し、これにより、高速路線では通過するしかなかったハンティンドン駅での停車が可能になった。警察および救急の対応がここまで迅速に行われたのは、ジョンソン氏の機転によるものだと称賛の声が聞かれている。
ウィリアムズ容疑者は、この列車に乗り込む前、同日未明にロンドン、ドックランド・ライト・レイルウェーのポントゥーン・ドック駅で起こしたとされる事件でも殺人未遂と刃物所持の疑いで起訴されているほか、さらに拘置所内で警官に暴行し鼻骨を折ったとして暴行罪でも起訴された。拘置中の同容疑者は、12月1日にケンブリッジ王立裁判所で審理を受ける予定。警察は、ピータバラで14歳少年が刺された事件など、3件の関連の可能性のある事件も調査中と伝えられている。
この事件を受け、ロンドンとスコットランドを結ぶ英国東岸を走る幹線の鉄道サービスは大きな影響を受けたが、ハンティンドン駅も3日より利用可能となっている。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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