バスや電車での騒音被害…公共交通機関内での自己チューたち、増加!

■英公共交通での「騒音トラブル」が増えている。イヤホン/ヘッドホンなしにスマホで動画を再生したり、会話したりする人の増加に不満広がるっている。BBCが報じた。

8月のよく晴れた土曜日のこと。イングランド南部サセックスを走る路線バスの車内は乗客が3人だけと静かなはずだった。だが車内には、大音量でラグビー中継をスマートフォンから流す男性がいた。注意した運転手のレイチェル(仮名)が音量を下げるよう求めると、男は「今までで一番不機嫌な運転手だ」と吐き捨て、怒って下車していったという。

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音楽、TikTok、インスタのリール動画、さらにはスピーカーフォンでの通話など、近年、英国の公共交通ではイヤホンを使わず音を流す乗客への不満が急増している。調査機関「More In Common」が8月に実施した2015人対象の調査では、93%が「列車内でのスピーカー再生は許容できない」と回答した。鉄道会社ノーザンレールの職員も、こうした行為を「最悪の乗客マナー」と挙げている。ロンドン交通局(TfL)は今秋から、バスや地下鉄でイヤホン使用を促すポスター掲示を強化。違反を続ける乗客は最大1000ポンドの罰金が科される可能性があるが、2024年に同規則で処罰された例はなかった。

乗客からは切実な声が上がる。キングストン在住のアレッシアさんは、夏休み中ほぼ毎日バスを利用するが、「毎回必ず誰かが音を流している」と嘆く。子ども向けではない歌詞が流れると、途中で降りて次のバスを待つこともあるという。大声での通話に悩まされる人も多く、「聞きたくない個人の事情まで聞こえてしまい、耐え難い」と話す女性もいた。大音量が運転に支障をきたすこともあると、バス運転手のレイチェル(前述)は指摘する。「背後の騒音に気を取られたくない」が、こうした行為が日常化し、「スマホをスピーカー代わりに使うのが当たり前になっている」と感じているという。TfLのポスター掲示には一定の期待が寄せられる一方、効果を疑問視する声もある。多くの乗客は注意をためらう傾向があり、「職員に車内にパトロールに入ってもらって注意してほしい」とレイチェルは訴える。「こうした行為をする人は、罪悪感も責任感も持っていないのではないか」と嘆いている。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)


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