■労働党は、アンジェラ・レイナー副党首の辞任を受けた副党首選挙で、マンチェスター・セントラル選出のルーシー・パウエル氏を新副党首に選出した。各メディアが報じた。副党首選挙は当初6人の候補者で始まったが、最終的にパウエル氏と教育大臣ブリジット・フィリップソン氏の2人に絞られた。フィリップソン氏は党執行部推奨候補と見られ、選挙初期には議員や労組の支持を得て先行したが、パウエル氏は地方党組織の支持を集めて逆転した。マンチェスター市長アンディ・バーナム氏など、党首批判派の支持も受けた。

選挙戦では時折、中傷や性差別的な批評も飛び交ったが、党大会での討論ではアプローチの違いが浮き彫りとなった。フィリップソン氏は「分裂と不和」を警告したのに対し、パウエル氏は広範な声を聞く必要性を訴えた。最終的にパウエル氏は8万7407票を獲得し、フィリップソン氏に約1万4000票の差をつけた。得票率は54%対46%で、圧勝とはいえなかったが、党員がスターマー党首を全面的に支持していないことを示唆している。ただ、投票率は16.6%にとどまり、組合経由の票や関心の薄い党員の動向を踏まえると、今回の結果についての解釈は慎重を要する。
勝利演説でパウエル氏は「党はより大胆であるべき」と述べ、労働党の価値観を擁護する立場を強調。「政府の成功を支援する一方で、党のやり方を変えて立て直す必要がある」と語った。また、改革党(Reform UK)への対抗策として、「政治的発信力を取り戻し、議題を強く設定することが必要」と述べ、単に改革党を否定することにより支持を集めることは容易ではないとの見解を示した。労働党はカーディフのセネッド補欠選挙で100年間保持していた議席を失うなど、苦戦が続いている。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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