ハロッズが6200万ポンドの支払いを準備! 性的虐待疑惑の被害者救済のため

■ロンドンの高級百貨店と知られるハロッズは、過去に同店を所有していた故モハメド・アル・ファイエド氏=写真=による性的虐待疑惑の被害者救済を目的に、総額6200万ポンド(約120億円)を超える補償基金を設けた。各メディアが報じた。

© Abi Skipp

ハロッズによると、1985年から2010年まで同店を所有していた故ファイエド氏による被害を訴える元従業員らが、最大38万5000ポンド(約7500万円)を受け取る可能性があるという。補償制度は2026年3月末までを申請受け付けの期間としている。この救済制度は2025年3月に発足。ファイエド氏から性的暴行を受けたと主張する被害者に対して、賠償金を支払うもの。ロンドン警視庁によれば、これまでに146人が捜査に関して被害届を提出している。ハロッズは補償金として5700万ポンドを拠出し、さらに法的・事務的費用として530万ポンドを追加計上。合計6230万ポンドを制度運用に充てる方針だとされている。

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ハロッズのマネージング・ダイレクター、マイケル・ウォード氏は「制度開始以降、100人を超える被害者から申請を受け付けた。4月末から順次、補償金と一時金の支払いを開始した」と説明。補償額は、医師により、精神医学的に被害が深刻だったと判断された場合は最大38万5000ポンド、それ以外の場合は最大15万ポンドとされている。同社は「過去を取り消すことはできないが、現代の企業としての責任を果たし、同様の行為を二度と許さない仕組みを築く」と声明を発表。補償を受けるためには、性的暴行や不当な扱いを受けた証拠を提示し、ハロッズの責任を立証する必要がある。なお、ファイエド氏は2023年に死去したが、生前に起訴されることはなかった。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)


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