ネズミVS人類!? 都市部を中心に被害拡大

■ネズミによる被害が拡大している。駆除業者によれば、イングランド南部ではここ2年で出動件数が2割増。英ペストコントロール協会(BPCA)も、会員企業の過半数から5年間で依頼の増加があったと報告しているという。BBCが報じた。

昨年のある朝、ロンドン南部クロイドンに住むジョンさんは、台所の流し下の戸棚で袋が食い破られているのを発見した。日を置かずして異臭も漂い始め、彼は直感した――「ネズミだ」。あの害獣が、ついに自宅内部に侵入したことを認めざるを得なかった。浴室の裏から鳴き声が聞こえ、子ども5人の健康を案じたジョンさんは、すぐに駆除剤やペパーミント油を設置。事態は収まったものの、「ネズミだらけの家に住んでいる」と思うと、恥ずかしさも残ったと振り返る。

TK Trading
Centre People
ロンドン東京プロパティ
Dr Ito Clinic
早稲田アカデミー
サカイ引越センター
JOBAロンドン校
Koyanagi

駆除業者「クリーンキル社」によれば、イングランド南部では、ここ2年で出動件数が2割増。英ペストコントロール協会(BPCA)も、会員企業の過半数が5年間で依頼の増加を報告する。下水道や巣穴に潜むネズミの正確な数は不明だが、自治体への通報は2023年から今年半ばまでに50万件超にも達した。こうした現象は英国に限らず、米国ではニューヨーク、サンフランシスコ、ワシントンDC、欧州ではアムステルダムなど、各都市でも個体数の急増が伝えられる。

ネズミは本来不潔な動物ではないが、下水やごみを漁るため、レプトスピラ症やハンタウイルスなど深刻な疾病を媒介し、食料汚染も招くと説明されている。

増加の背景には、ファストフード需要やごみ収集頻度の減少、都市開発による下水網の撹乱など複合的要因があると専門家は指摘する。加えて、気温上昇も深く関与している可能性が浮上した。米リッチモンド大学らの研究では、16都市のうち11都市で7~17年の観測期間中にネズミの顕著な活動増が確認され、ワシントンでは約4倍、サンフランシスコでは3倍に達した。調査は「気温上昇の大きな都市ほど、ネズミ増加率が高い」と結論づけている。ネズミは年6回ほど、1回に最大12匹を出産し、わずか9週で繁殖可能になる。都市部は熱がこもりやすく、人の流入や建物増加も巣穴となりやすい。駆除は容易ではなく、米国では避妊薬による抑制法の研究も進むが、問題は一層深刻化する恐れがある。「都市環境を整え、共存を図るべきだ」と訴える専門家もいるが、それが現実的かどうか。人類は、ネズミと向き合う必要がありそうだ。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)


JEMCA
Kyo Service
J Moriyama
ジャパンサービス
らいすワインショップ
Atelier Theory
奈美デンタルクリニック
Restaurant
Joke
Henry Q&A
Travel Guide
London Trend
Survivor
Great Britons
Afternoon Tea
ロンドンおすすめレストラン
面白すぎる英国ジョーク
なるほど英国Q&A
ロンドン近郊トラベルガイド
ロンドン最新トレンド
面白すぎる英国史
面白すぎる英国の偉人
ロンドンでアフタヌーンティー