3億7500万ポンドの寄付! ナショナル・ギャラリー、新館建設へ

■ロンドン有数の観光名所であるナショナル・ギャラリーが、新館建設計画を発表した。民間からの寄付総額は3億7500万ポンド(約750億円)に上り、美術館・博物館への単独現金寄付としては世界最大規模とされる。各メディアが報じた。ナショナル・ギャラリーは国際的な建築コンペを開始すると発表。新館は現在の敷地内の最後の空きスペースに建設される予定だという。レスター・スクエアとトラファルガー・スクエアの間に位置し、訪問者に「活気に満ちた新たな体験」を提供する空間を目指すと説明されている。

トラファルガー・スクエアに面して建つナショナル・ギャラリー(ジャパン祭り当日に撮影)© Japan Journals Ltd

寄付の内訳は、サー・マイケル・モリッツ氏と妻ハリエット・ヘイマン氏が設立した慈善団体「クランクスタート」から1億5000万ポンド、ジュリア・ラウジング・トラストから、やはり1億5000万ポンド。創設理事のサー・ハンス・ラウジング氏は「妻のジュリアは、生涯を通じてナショナル・ギャラリーを愛し、芸術を広く人々に開かれたものとする理念を支援していた。この寄付は彼女の遺志を継ぎ、芸術の持つ美しさと感動を多くの人々に届けるためのものだ」と述べた。さらに、ナショナル・ギャラリー・トラストや理事長ジョン・ブース氏、匿名の支援者らから7500万ポンドが拠出される。これらの資金はコレクション拡充に活用されるほか、テート美術館や国内外の博物館との新たな協働にも役立てられる予定とされている。

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ナショナル・ギャラリーは1824年に英議会の決議で設立され、13世紀末から20世紀初頭までの西洋絵画を所蔵。館長のガブリエレ・フィナールディ卿は「比類ない規模のご支援をいただき、当館が創設3世紀目に向けて、歩み出すことを心から誇りに思う」と謝意を表明。「200周年記念を終えた今、英国民や世界中の来館者が中世から現代に至る最高の絵画を楽しめる場所として、未来を築いていきたい」と述べた。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)


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