■英国で車両盗難が急増している。昨年は10万6000人の運転者が被害に遭ったとされ、専門家は盗難対策として「鍵を電子レンジに保管」するように呼びかけている。「ウェールズ・オンライン」が報じた。保険データによると、車の盗難は依然として増え続けており、車の所有者は、より強固な自衛策をとるよう求められている。

自動車情報サイト「Cinch」の編集者サム・シーハン氏は、近年の窃盗犯の手口について「リモコンキーを手に持っていれば、車に近づくと解錠でき、キーを差し込まずにエンジンを始動できるキーレス車が便利であることは疑いようもない。しかし窃盗犯はキーレス車の機能を悪用し、信号を『複製』している」と説明する。
防犯対策の専門家は、金属で覆われた「ファラデーポーチ」の使用を推奨している。ファラデーポーチ(バッグ型など各種あり)とは、19世紀の英国の物理学者・化学者マイケル・ファラデーが発見した原理に基づいて作られた入れ物。導体(金属)でできており、外部からの無線信号を遮断する電磁シールドの役割を果たす。信号の『複製』により、解錠・エンジン始動を行う窃盗手口を防ぐのに役立つといい、オンラインで手頃な価格で購入することができる。シーハン氏は「最も有効なのは、専用のファラデーポーチやボックスを活用することだが、アルミ容器に入れる、あるいは電子レンジに入れることでも信号を遮断できる」とも述べている。
また、さまざまなハイテク技術を搭載している近年の自動車は、ソフトの更新によってセキュリティを改善することが可能であるケースもあるという。特に「ウルトラワイドバンド技術」が広がりつつあり、キーレス車の信号の不正利用を防ぐ効果が期待されている。さらに、同氏は「ステアリングロックのような従来型の盗難対策も見直す価値がある。目に見える抑止力は、窃盗犯に二の足を踏ませる効果があるためだ。自宅の敷地内に駐車する際も油断せず、盗難防止を意識することが重要だ」と訴えている。ただし、リモコンキーを入れたのを忘れて、電子レンジを作動させないようご注意を。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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