英国の新学期、新ステータスシンボルはこの乗り物!

■9月に入り、英国では新学年がスタート。学校の送迎(スクールラン)に追われる日々の再開にため息をつく保護者も少なくなさそうだが、スクールランの新ステータスシンボルとして注目を集めている乗り物がある。電動カーゴバイクだ。「スタンダード」紙(電子版)などが伝えた。

© Tern GSD

カーゴバイクは、二十世紀初頭には荷物運搬用として使われていたもので、前方バスケット付きの自転車。数年前までは子どもの送迎に使うと珍しがられることもあったが、現在ではスクールランの『定番』に昇格。さらに電動カーゴバイクの登場により、利便性に加え、「スタイリッシュ」な移動手段としての地位が確立された。例えば、東ロンドンではテレビ司会者ローラ・ジャクソン氏、西ロンドンではスタイリストのハリエット・ハスケル=トーマス氏らが愛用。「車や地下鉄利用時に比べ、10分の1の時間で移動できる」という声も聞かれる。

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販売現場でも、需要が急増。ロンドンの電動自転車専門店「フーリー・チャージド」によると、2018年には売上の5%未満だったファミリー向けカーゴバイクが、現在では、同店の売上高600万ポンドの半分以上を占めるという。人気モデルは「ロングテール」と呼ばれるタイプで、前方バスケットではなく、後部座席に子ども(複数可)を乗せられる。より扱いやすく、新規ユーザーの導入が進んでいる。

ただし、価格帯は4000ポンド(約80万円)から6000ポンド(約120万円)超と決して安くはない。ミドルクラス家庭の新ステータスシンボルとみなされるのは、この価格ゆえといえそうだ。ちなみに、既述の「フーリー・チャージド」のお薦めの1台を例にとると、「万能型で耐候性にも優れる」という「Tern」社のGSDシリーズで、価格は5000ポンド前後。35分でフル充電が可能という他社製品もある。また、試乗目的で、週単位で貸し出しを行っている販売店を利用することも可能だ。スクールランに加え、通勤や買い物にも利用できる実用性、そして、自転車専用道路の拡充を含む、環境意識の高まりを背景に、「一家に一台」の時代が到来しつつあるのかもしれない。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)


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