■ラッシュアワーのロンドン地下鉄では、いら立たせる乗客に事欠かない。たとえば本人と荷物で座席2つを占拠する「ダブルバガーズ( double-baggers)」。あるいはAirPodsや本といった娯楽もなく修行僧のように黙って乗っている「ベアバッカーズ(barebackers)」。しかし混雑した車内という『戦場』で最も怒りを買う存在は「ニー・ノッカーズ(knee knockers)」だ。
これはメトロ紙が命名した呼び名で「混雑した電車内で脚を前で組んで座る人々」のことを指す。この問題についてはRedditでもスレッドが立ち、Xでも怒りの声が上がっている。通勤者マディ氏は「通路に立ってる人もいるのに優雅に脚組んで座ってるなんて非常識だろ!」。他のユーザーも「ニー・ノッカーズ」は迷惑で思いやりに欠け、自己中心的な連中だと非難している。確かに通勤電車内で脚を組むのは迷惑だが、実はこれは「マンスプレッディング(manspreading)」の真逆とも言える。マンスプレッディングとは公共の場で脚を大きく広げて座り、過剰にスペースを取る行為のことだ。
メトロ紙曰く、「日本では人前で脚を組むのは無作法とされる。特に公共交通機関では顕著で、そんなことをすれば周囲の人から鋭い視線を浴びるだろう」。東京出身のわたなべちあきさんは「脚を組むのはマナー違反。場所を取るし、靴の裏を他人に向けてるようで不快です」と語る。同様にマンスプレッディングも日本では完全にNGとされている。在日歴5年のRedditユーザーは「自分も最初は知らずに少しだけ脚を開いて座っていた。みんな無言だけど、刺すような視線を感じた。 それでようやく気づいて周囲に合わせるように姿勢を直すようになった。でも実際に脚をどけてと言われたこともある」と告白。どうやら通勤マナーにおいて日本から学ぶべき点は多そうだ。
実は「ニーノッカーズ」、英国だけでなく米国でも怒りを買っている。ある男性は「脚を組みたいなら自宅のリビングでやれよ!」と手厳しい。また別の人は「自分の快適さのために余計なスペース取ってんじゃないよ。最悪なのは、こっちの脚にぶつかってもまだ脚を組み続けてる奴」だって。えっと、気を付けよっと。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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