■1日7000歩のウォーキングが脳の働きを高め、さまざまな疾患から身を守る効果があることが、大規模な研究によって明らかになった。BBC(電子版)が伝えた。この歩数は、これまで言われてきた「1日1万歩」よりも、より現実的で無理のない目安として注目されている。英医学誌『ランセット・パブリック・ヘルス(The Lancet Public Health)』に掲載された研究では、がん、認知症、心疾患などの深刻な健康リスクが、7000歩で有意に低下することが示された。今回の結果を受けて研究者らは「歩数を意識することが、誰にでも実行しやすい健康習慣のきっかけとなり得る」と述べている。

この「1万歩」という数字は、1964年の東京オリンピックを前にした日本の万歩計のマーケティング・キャンペーンに遡る。当時販売された「万歩計(manpo-kei)」という製品名は、文字通り「1万歩メーター(10,000-step meter)」を意味し、それが世界的に非公式な目標値として広まり定着した。ディン博士はこの数値が「文脈を離れて一人歩きした結果、今日まで『標準目安』として広く受け入れられてしまった」と指摘している。
研究では、世界中の成人16万人超を対象とした既存データを分析。歩数と健康リスクとの関連性を調査した。1日2000歩と比較して、7000歩では次の疾患リスクが低下することが分かった。
- ▶心血管疾患:25%減
- ▶がん:6%減
- ▶認知症:38%減
- ▶うつ病:22%減
ただし、研究者は「がんやうつ病に関しては比較的少数のデータからの抽出であるため、精度に限界がある」としている。また、今回の研究では「1日4000歩であっても、2000歩以下よりは健康に良い」という傾向も確認された。多くの健康リスクにおいて効果は7000歩程度で頭打ちになる中、心臓に関しては7000歩以上でも追加のメリットが見られた。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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