■煙を出さずにニコチンを摂取できる無煙たばこ、スヌース(snus)。年齢制限がなく誰でも購入できるため、10代の若者たちの間で人気が高まっているという。BBC(電子版)が報じた。

フィン(17)は丸い缶からティーバッグのような白い小袋を取り出し、上唇と歯茎の間に挟んだ。彼と友人たちはニコチンパウチ、いわゆる「スヌース(snus)」を吐くまで使うという。1袋あたり150ミリグラムもの強力なニコチンを2〜3個同時に使用すると「身動きできなくなる」ほど効くと話す。フィンは「最初は歯茎に焼けつくような刺激を感じ、そのあとにドンとくる(get the hit)」と説明する。その「ドン」はどんなタバコよりも強烈で、彼や友人たちはパウチを挟む前に寝転がることもあるという。
「教室でも平気で使えるんだ」と彼は言う。唇の下に隠せば、目立たずに使えるからだ。「授業中に使ったときは、強すぎて体がおかしくなった。汗はかくし、よだれは出るし、全然集中できなかった」。結局、数学の授業中に「顔色が真っ青」と言われ、慌てて教室を飛び出した。武勇伝として語っているわけではない。むしろ始めたことを後悔していると話す。今では自分は中毒者だと認識し、他の若者に警鐘を鳴らしたいと言う。「ただの退屈しのぎで始めた。でも、今じゃやめられない」。
ニコチンパウチを使う若者は増加しており、2022年に1%未満だった16〜24歳の使用率は、2024年には3.6%に急増。喫煙や電子タバコから乗り換える者、あるいは初めてニコチンに手を出す者もいる。パウチはスーパーやコンビニ、オンラインで誰でも購入できる。1箱20個入りで約5ポンド。1.5ミリグラムの低濃度から、150ミリグラムと謳う『過激』製品まで、様々なフレーバーで売られている。年齢制限も、ニコチン量の規制もない。フィンは「考えることが『次はいつ使えるか』だけになって限界だった。スヌースは電子タバコよりずっとやめにくい。俺のアドバイス?─最初から手を出さないこと。ニコチンは罠だ」と締めくくった。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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