■英国人にとって「フィッシュ&チップス・フライデー」は楽しみなもの。しかし、皿から溢れんばかりに大きいタラを期待している人には残念な知らせがあるという。「デイリー・メール」紙(電子版)が報じた。インフレでタラのサイズが小さくなっているという話ではない。かつてタラは体長1メートルを超え、体重40キロにも達する「海の巨人」だった。しかし現在では成長したタラでもディナープレートにちょうど収まるサイズになってしまっていることが報告された。タラの体長は1996年以降、平均で48%も縮小していると専門家は指摘。研究者たちは長年にわたる乱獲と環境変化がタラの遺伝構造そのものに影響を与えていると示唆した。

今回の調査対象は、バルト海のボーンホルム海盆で1996年から2019年の間に捕獲された152匹のタラ。1996年の調査では最も大きなタラの体長は115センチだったが、2019年には最大でも54センチとほぼ半分のサイズに縮小していた。その理由について研究者たちは「ゆっくり成長し、小型のまま繁殖能力を持つ個体が乱獲下で生き残る傾向がある。長年にわたり大きな個体が一貫して取り除かれてきた結果、小さく早熟な魚が進化的に有利になった」と説明する。
論文筆頭著者の クィ・ヨン・ハン博士は「平均サイズの顕著な低下を、成長率の低下と結びつけることができた。海洋に棲む魚種において集団のゲノムが進化的に変化した証拠を示したのは今回が初めてだ。これは集団崩壊寸前の状態だ。進化による影響は長期的であり、今後の環境変化に対する適応力が著しく低下する可能性がある。進化的変化には多くの世代を要し、一度縮小したものの回復には長い時間がかかる。場合によっては回復不能な可能性もあり得る」と話した。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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