■偽造した学位証明書で20年以上にわたりNHSの精神科医として働いていたニセ女医に、40万ポンド超の返還を命じる判決が下された。BBC(電子版)が報じた。ランカシャー、バーンリー在住のゾーリア・アレミ被告(62)はニュージーランド・オークランド大学の学位証明書を偽造して職を得、英国各地のNHS病院に勤務していた。被告は容疑を否認し、偽造など20件の罪状を争ってきたが2023年、マンチェスター刑事法院にて懲役7年の判決を受けた。

英国検察庁(CPS)の広報はアレミ容疑者が公的資金詐取の罪でNHSに40万6624ポンドを弁済するよう命じられたと発表。支払いに応じなければさらに懲役2年半が加算されるという。アレミ被告はイラン生まれ。1990年代初頭にはオークランドに滞在していたが、医師としての資格に必要な「医学士・外科学士課程」を修了できず再受験も拒否されていた。同被告は1995年に学位証と確認書を偽造。確認書の中では『verify』の綴りが間違っていたことも法廷で明らかにされた。それにもかかわらず英国の医師免許を管轄する「英国医師会(GMC)」はこれらの書類を受理。アレミ被告を医師として登録していた。
「アレミ被告はかつてカンブリアに居住しており、2018年には84歳女性の遺言を偽造し、ケズィックのバンガローと30万ポンドを不正に相続しようとしたとして詐欺罪で懲役5年の実刑判決を受けていたことも判明。2018年の有罪判決を受けて、GMCは1990年代の「不十分な審査手続き」を謝罪し、英国で働く約3000人の外国人医師に対する緊急調査を開始した。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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