【エア・インディア機墜落事故】唯一の生存者、歩いて脱出していた!

■インド西部グジャラート州アーメダバードの空港を出発した、英ロンドン行きのエア・インディア171便ボーイング787型機が12日、離陸直後に市街地に墜落した。犠牲者は270人以上に上り、過去10年で世界最悪とされる航空機事故となった。この事故で唯一の生存者となった男性が、機体が火の玉のように爆発する直前に「ただ歩いて脱出した」と語り、「軽傷で済んだのは奇跡だ」と心境を明かした。英各メディアが報じた。

インタビューを受けるヴィシュワシュ・クマール・ラメシュさん。© DDI Newshour

この生存者は英国籍のヴィシュワシュ・クマール・ラメシュさん(40)。1年近くインドに滞在した後、弟とともに12日(木)、家族が暮らすロンドンに戻るため、ガトウィック行きの便に搭乗していた。 ヴィシュワシュさんは「11A」の座席に座っていた。犠牲者の中には英国籍の乗客が53人含まれているとされ、彼の弟アジャイ・クマールさん(35)もその1人。彼は通路を挟んだ「11J」に座っており、爆発による火災で命を落とした。

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アーメダバード公立病院で治療を受けているヴィシュワシュさんは国営放送DDインディアに対し、燃える機体から脱出した瞬間を語った。 ヴィシュワシュさんの座っていた側が地面に激突し、壊れた非常口を通って必死に脱出。その後、地元住民の助けで救急車に乗せられ、病院に搬送された。「非常口は壊れていたし、僕の座席も壊れていた」とヴィシュワシュさんは語る。記者から「飛び降りて脱出したのか?」と問われると「飛び降りたわけじゃない。ただ歩いて出てきたんだ」と答えた。墜落直後の様子についてヴィシュワシュさんは、乗員乗客の多くが命を落とし、機体の破片が現場一帯に散乱していたと語った。

 担当医師は「負傷は軽度だ。左前腕に擦過傷があり、左まぶたと目の周囲に腫れがある。胸部と腹部に異常はなく、骨折や深刻な内臓損傷も見られない。生命兆候は安定している。吐き気、嘔吐、発熱といった症状もない」と話した。事故を受け、英国から航空運航、工学、データ解析の専門家チームがインドに到着し、調査にあたっている。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)


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