■MS(多発性硬化症=multiple sclerosis)を患っていると偽り、2万ポンド以上の給付金を受け取っていた女性が、自身のフェイスブックに投稿したランニングイベントの写真をきっかけに、不正が暴かれる愚かな出来事があった。英各メディアが報じた。サラ・モリス容疑者(50)=写真=は2005年にMSと診断され、2020年には病状の進行によって「キッチンに立つことすら困難」と訴えていた。身体のバランスが取れず、浴槽から一人で出ることもできないと主張。障害者手当(PIP=パーソナル・インディペンデンス・ペイメント)として月額およそ2300ポンドを受給し、労働年金省(DWP)には「家を出るだけで不安になり、薬を受け取りに薬局へ行くだけでも涙が出る」と話していた。

しかしモリス容疑者は「ストーン・マスター・マラソナーズ」というランニングクラブの会員で、定期的に5キロや10キロレースに出場していたことがストーク・オン・トレント刑事法院で明らかになった。モリス容疑者の不正受給は、フェイスブックに自ら投稿していたランニングしている様子の写真によって発覚した。その後の調査により、モリス容疑者は2019年5月から22年12月までの間に、73のレースに出場していたことが判明。モリス容疑者は2020年10月20日から23年4月25日までの間に、合計2万528.83ポンドの過払いを受けていた。同容疑者は「不正申告による受給の容疑」を認め、昨年7月、8ヵ月の懲役刑を言い渡された。
モリス容疑者は今回、再び同じ裁判所に出廷し「犯罪収益没収手続き」の審理が行われた。同容疑者は不正行為により得た利益は2万2386.02ポンドで現在の資産は6万ポンド。判事はモリス容疑者に対し28日以内に2万2386.02ポンドを返済するよう命じた。もし返済しなければ9ヵ月間の収監となる。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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