■ロンドン西部のノッティング・ヒルの住人が、家の前で写真を撮るインフルエンサーたちにうんざり。パステルカラーの家を黒く塗りつぶす手段に訴えた。ノッティング・ヒル界隈は、パステルカラーの家並みが「インスタ映え」するとして、多くの観光客を引き寄せてきた。そのため、住民たちは自宅の玄関前で写真を撮られることが日常になっている。そうした中、一部の住民たちが自宅を黒で塗りつぶし始めたという。この運動は、周囲の住民にも広がりを見せている。

ある住民は「この通りは昔から色とりどりだったが、これまでは何の問題もなかった。問題はロックダウン中に始まった。インフルエンサー向けの『お薦めリスト』か何かに載ったようで、突然大勢が押し寄せてきた。中には、家の柵に登って写真を撮ろうとする人や、勝手に家の中に入ろうとする人がいて困っている」と話す。また別の住民は「写真の邪魔になるから玄関から離れてくれ」と観光客に頼まれた経験があると語っている。家を黒塗りにした住民は「朝7時から日が暮れるまで、絶え間なく『ポージング』されることに耐えかね、やむを得ず家を黒く塗った。しかし、いずれはまた色を戻したいと思っている。もともとは家の色を気に入って塗ったんだからさ」と話す。
ノッティング・ヒルは、ポートベロー・マーケットや人気のパブ、パステルカラーの家並みなどを目当てに、多くの観光客が訪れるロンドン有数の人気エリア。映画『ノッティング・ヒルの恋人』のロケ地巡りをする観光客も絶えない。日本では、コンビニの上に富士山がのったような写真が撮れる「富士山ローソン」に訪日客が殺到。マナー違反 が続いたため、撮影できないように幕が張られた。京都の祇園町南側地区でも「舞妓さんと会える」といった情報が拡散し、観光客が殺到。一般家屋に浸入するなどの問題が頻発したため、私道への立ち入りが禁止された。そこで静かに生活している住人がいることを忘れちゃダメ。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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