■英政府が、スマートフォンで使用できるデジタル運転免許証の導入を予定していることが分かった。「デイリー・メール」紙(電子版)が伝えた。これは「GOV.UKウォレット&アプリ」最新化の一環。デジタル運転免許証は、運転資格や年齢確認、各種政府関連書類へのアクセスをスマートフォンひとつで可能にする。ただし、従来の運転免許証も引き続き有効なので、アナログ派も安心。科学・技術・イノベーション省(DSIT)広報は「This is Money」に、「デジタル運転免許証は今年後半に登場予定だ」と明かした。

「GOV.UKウォレット&アプリ」は今夏から運営が開始され、最初の機能として退役軍人カードが搭載される。その後、年内にはデジタル運転免許証の段階的導入を開始する。ただし、DSITは「デジタル運転免許証取得は強制ではない。希望者にはこれまでの運転免許証も引き続き利用可能だ」と明言している。デジタル運転免許証は、スマホのアプリで使用できる電子版免許証。利用は無料で、GOV.UKウォレット&アプリ(iOS/Android対応)を通じて取得できる。アプリ内では更新情報、違反履歴、免許状況も確認可能。顔認証などの2段階認証が組み込まれており、セキュリティ面も強化されている。将来的には、AIチャットボットによるサポートも導入予定。
【メリットは?】
英国では約5000万人が運転免許を保有しており、スマホだけで身分証明できるのは大きな利点。 物理的なIDカード(免許証)を持ち歩かずに済む。スマホを失くしてもログイン情報が残っていれば、再取得可能。すべての免許情報がアプリ1つに集約され、管理が簡単。セキュリティが高く、不正利用時はすぐに停止可能となる。
【懸念点は?】
高齢者やスマホに不慣れな人々を置き去りにする可能性がある。とくに、地方在住者や通信環境の悪い地域の人には負担が大きい。調査では87%が「従来の物理的な免許証を好む」という結果も出ている。また、スマホのバッテリーが切れた際にはID提示ができない。プライバシーや活動履歴の監視など、データ共有の不安を抱く人も多い。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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