右派リフォームUK、大躍進! 英国の二大政党制に黄信号

■イングランドで行われた地方選挙でナイジェル・ファラージ党首率いるリフォームUKが歴史的な大躍進を果たし、保守党や労働党に代わる「新たな主流政党」の座を狙う位置に躍り出た。英各メディアが報じた。

リフォームUKのナイジェル・ファラージ党首© Laurie Noble

1日(木)に行われた選挙では、主に保守党が支配していた地方自治体23地区で、約1600議席が改選対象となった。リフォームUKは677議席を獲得し2019年の結党以来最大の成果を挙げた。特に注目すべきは、ケントやスタッフォードシャーなど8つの自治体で保守党から主導権を奪取したことに加え、労働党が守勢に立たされていたドンカスターやダラムでも主導権を確保した点だ。さらに国会下院議員の補欠選挙でランコーン&ヘルスビー選挙区を制し、サラ・ポーチン議員を加えたことで下院議員数は5名に拡大、議会での存在感をさらに強める結果となった。支持者への演説でファラージ党首は「我々は今や労働党に対する主要野党の座を保守党から奪った」と高らかに宣言。次期総選挙(2029年予定)に向けた足がかりを着実に築いていると自信を見せた。

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今回の選挙は、24年の総選挙で労働党が大勝して以来、初の大規模な選挙テストとされていた。保守党は改選議席が最も多かったこともあり676議席以上を失い、守っていた16の自治体すべてで過半数を失った。ケミ・ベーデノック保守党党首は同党が長期政権ののち、再建に向けて「長い道のり」に直面していることを認め、「非情に競争の厳しい政治環境の中、抗議の空気が漂っている」との認識を示した。

労働党も安泰ではない。防衛していたドンカスターを失い、全体で186議席を失った。リフォームUKの台頭により、労働党の得票率も各地で大きく削られた。特に、ウェスト・オブ・イングランドではリフォームが3位につけるなど、存在感を示した。キア・スターマー党首は、労働党から離れつつある有権者が抱える「激しい怒り」に自らも共鳴していると述べた上で、公共サービス、移民政策、生活費高騰への対応といった分野で労働党が掲げる改革を「より大胆かつ迅速に」実行する原動力になっていると語った。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)


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