■アンドリュー王子と米富豪ジェフリー・エプスティーン元被告(2019年に拘置所で死去)から性的暴行を受けたと訴えた米国人のヴァージニア・ジュフリさん(Virginia Giuffre)が、西オーストラリアにある自宅で4月24日に死去した。自殺とみられる。41歳だった。ジュフリさんはエプスティーン元被告とその元交際相手ギレーヌ・マクスウェルに対して、刑事責任を問うよう最初に声を上げた1人だった。また、17歳のときにエプスティーンによってアンドリュー王子に斡旋されたと告発。英王室を大きく揺るがせた。

ジュフリさんは『マイアミ・ヘラルド』紙のインタビューで幼少期に性的虐待を受け、その経験が10代でのホームレス生活へと繋がったと語っていた。14歳で路上生活を送り、その後マイアミの売春業者ロン・エッピンガーに売られ、地下売春ネットワークの一角にあるアパートに監禁された。エッピンガーは2000年に逮捕され、ジュフリさんはフロリダ州ウェストパームビーチで父親スカイ・ロバーツと再会した。
ジュフリさんはトランプ大統領所有のパームビーチクラブ「マー・ア・ラゴ」でスパ・アテンダントとして働き始め、そこでエプスティーンの当時の恋人だったギレーヌ・マクスウェルと出会った。マクスウェルは17歳だったジュフリさんに「マッサージセラピスト」として働くよう勧誘したというが、実際はエプスティーンと彼の有力な友人たちのために性的奉仕を強要される存在となった。「最初は1人だけだった。それが2人になり3人になり、気づくと政治家や学者、王族にまで貸し出されるようになっていた」。

また新たな少女のリクルートも命じられ、エプスティーンらと各地を移動。2002年、タイでのマッサージ研修コースに送られた際、少女を連れ帰るよう指示された。しかしそこで出会ったオーストラリア人ロバート・ジュフリ氏と結婚。エプスティーンから完全に離れることができ、後に3人の子宝にも恵まれた。
ジュフリさんは2001年、17歳の時にロンドンを旅行していた際とニューヨークのエプスティーン邸で、さらに18歳の時にヴァージン諸島で、アンドリュー王子と性的関係を持ったと主張していた。アンドリュー王子はこれを一貫して否定。「彼女に会った記憶すらない」と主張していた。しかし、2019年11月、BBCの番組に出演した際のアンドリュー王子の不用意な発言が世論の反発を招き、数日後には公務を離脱。22年、王子はジュフリさんに和解金(金額非公表)を支払い、彼女の支援団体への「多額の寄付」も行ったが関係は否定し続けた。

ジュフリさんは今年に入って夫と別居し、離婚手続き中だった。3月22日、浜辺で遊ぶ子どもたちの写真とともに「これまでにも地獄を見てきたが、今が一番つらい」とSNSに投稿。その数日後には事故で重傷を負い腎不全に陥ったと、写真と共に「余命4日と宣告された」と投稿していた。※編集部注…エプスティーンは日本ではエプスタインと表記されることが多いようですが、ここでは実際の発音に近いエプスティーンに統一しています。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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