■今年で12回目を迎えた「ブリテン・ベスト・ローフ2025」の受賞式が8日、バーミンガムのNECで開催され、一昨年同様、イノベーション部門でトップになった青悦美代(あおえつ・みよ)さんが総合優勝を果たした。

「ブリテン・ベスト・ローフ2025」はフレーバー・サワードウ、イノベーション、全粒粉など8つのカテゴリーに分けて実施。革新性を競うイノベーション部門でトップとなった青悦さんの「レモン&アールグレイ・ブリオッシュ・ローフ」は、約200点の応募作を抑えて総合優勝という栄冠に輝いた。
青悦さんはダービシャー、マトロックで小さなパン屋さん「クマサン・ベイクハウス(Kuma-San Bakehouse)」を営む。同店は2年前に抹茶を使った「ブリオッシュ・ジャポネ(Brioche Japonais)」で同コンテストを制している。今年はアールグレイの茶葉と砂糖漬けレモンピールを組み合わせ、さらにレモンカードとレモン果汁も加えるなど独創的な素材使いが光った。審査員たちは「レモンの風味が強すぎず非常にバランスが取れている」「衝撃的な味覚」と絶賛した。
【Kuma-San Bakehouse】 https://kumasanbakehouse.com By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)