バスカー(大道芸人)の演奏は「心理的拷問」!? 裁判官が異例の指摘

■ 大音量で同じ曲を繰り返し演奏するバスカー(ストリート・ミュージシャン)は、心理的拷問に相当する。そう断罪した裁判官が、ウェストミンスター市議会に対策を講じるよう命じた。BBC(電子版)が伝えた。市議会を提訴したのはグローバル・ラジオ社。同社は騒音のため、一部スタッフが食器棚の中で働かざるを得なかったと主張。裁判官は「毎日窓の外で繰り広げられる、大音量コンサートを聴かされているようなものだ。主な原因は音量だが、一部の演奏者のクオリティが低く、同じ曲の繰り返しによって、その迷惑行為はより深刻なものになっている。反復する音の使用は、心理的拷問の手法として広く認知されている」と述べた。

レスター・スクエアで歌うバスカー。© Japan Journals Ltd

ラファルガー広場近くのセント・マーティンズ・コートにあるレストランのオーナーで、地元住民でもある男性は「毎日毎日、同じ曲を何度も何度もあの音量で聴かされる。子どもたちは騒音のせいで眠れていない」と話した。また、レスター・スクエア角にあるヒポドローム劇場のサイモン・トーマス会長も、繰り返される演奏と質の悪い演奏は「拷問だ」と語った。さらに別の住民も「歌声がひどく、音程が外れていると、もう地獄」と証言。ウェストミンスター市議会は「長年親しまれてきたストリート・パフォーマンス文化を守りつつ、住民や企業への迷惑を最小限に抑えるバランスを今後も模索していく」とコメントした。

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日本でも3月、大阪市住之江区にある商業施設ATCシーサイドテラス内にあったストリートピアノの使用方法に関して、炎上する出来事があった。南港ストリートピアノ運営者が3月22日、「『練習は家でしてください』。間違うのはしょーがないんです。生身だから。でも、人の練習聞かされる側はたまったもんじゃないんです」と投稿。誰でも自由に弾けるものという認識があったためか、この投稿は大炎上した。「ストリートピアノの意義を理解していない」「上手い人限定なら金払ってプロを雇え」等々、投稿に対して批判的な意見が圧倒的だった。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)


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