■朝食に美味しいクロワッサンを頬張るのは至福の時。でも、クロワッサンとコーヒーで8ポンドなんて価値、ある? 「デイリー・メール」紙(電子版)が疑問を投げかけた。クロワッサンの材料はバター、小麦粉、砂糖、塩、酵母。なので、どれだけ高級な食材をかき集めても、原価はせいぜい数十ペンス程度。本場フランスでクロワッサンは1個1ユーロ程度だが、英国では様子が異なる。英国人の「ハイストリート・カフェ愛」が、クロワッサンの値段を大幅に押し上げていると言われ、競争が値段を下げるという理論は、ロンドンのクロワッサンには当てはまらないらしい。スーパーなどで売られているクロワッサンは、まだ良心的な方。テスコ、セインズベリーズ、M&S等の「オールバター・クロワッサン」は4個入りで2.20〜2.50ポンド程度。1個あたり1ポンド以下だ。そんなに美味しくないから妥当だけど。

しかし、ロンドンのカフェでは事情が異なる。プレタ、スタバ、コスタなどのチェーン店では、クロワッサンは2.70〜3ポンド。流行りの「ゲールズ(Gail's)」ではさらに跳躍し、5ポンド目前。ゲールズはいまや高級住宅街のバロメーターとも呼ばれており、住宅価格にも影響を与える存在。フランス系「オリー(Orée)」では、アーモンド・クロワッサンが店内で4.95ポンド、持ち帰りだと4.50ポンド。デンマーク系「オーラ&スティーン(Ole & Steen)」だと、フィリング入りデニッシュが店内で4.15ポンド、持ち帰りで3.95ポンド。リッチモンドの「オットレンギ(Ottolenghi)」では、アーモンド・クロワッサンが店内、持ち帰り共に5.60ポンド。コーヒーとセットにすれば、10ポンドの越えてはいけない一線「レッドライン」を突破する。
市場調査機関「英国プロジェクト・カフェ」によると、英国のカフェ市場は2023年に49億ポンド規模に達し、前年比で約12%の成長を記録。在宅勤務が定着する中でも業績は好調で、店舗数は4.4%増の9885店に拡大した。コーヒーは家でも淹れられるけど、自分でクロワッサンを焼ける人はそういない。そのため、「クロワッサン&コーヒーで10ポンド超え」は当面続きそうだという。あたしゃ家でトーストとネスカフェ。それでじゅうぶん。By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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