私の仕事は万引き…1日で50万円荒稼ぎ!「店が潰れるのは私のせいじゃない」

■1日に5000ポンド相当の商品を万引きすることもある万引き犯が「店が潰れるのは私のせいじゃない。店側がもっとしっかり防犯対策をすべき」と主張した。民放ITVの朝の番組『グッド・モーニング・ブリテン』が伝えた。

※AI生成によるイメージ画像です。

「サラ」という偽名を使うこの女は警察に捕まることはほとんどなく、これまで一度も万引きで起訴されたことはないと豪語する。家庭崩壊をきっかけに犯罪行為に手を染めたというシングルマザーのサラは、1回の万引きで3000ポンド(約57万円)以上の商品を盗むことを「被害者のいない犯罪(victimless crime)」だと考えているという。サラは黒いゴミ袋9袋分もの盗んだ商品を1人の買い手にまとめて売るという方法で利益を上げている。店舗の閉鎖が相次ぐなか、彼女の行為が経営難を引き起こしているのではないかと問われると「それは私の責任じゃない。店側の責任だ。もっと防犯対策をしっかりするべきだし、従業員を増やして仕事にもっと真剣に取り組むべきだ。私は彼らよりも仕事ができる。それが事実だ」と主張した。

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「ゲームのようなもの」

万引きをゲームの「パックマン」に例えるサラは、「自分は犯罪者ではなく労働者だ。誇りを持って仕事をしている。もしも明日、大金持ちになったとしても万引きを続ける。スリルがたまらないのだ」と語った。さらにプロの万引き犯としての3年間のキャリアを自慢し、「私は被害者のいない犯罪をしている。確かに企業はお金を失うかもしれないが特定の個人が被害を受けるわけではない。私は誰も傷つけていないし、お金を稼いでいるだけだ。3000ポンド分盗んで『今日は調子がいいな』と感じたら、5000ポンドを目指して続ける」と語った。

急増する万引き被害

サラの発言が物議を醸す中、英国では万引き犯罪が過去最悪のペースで増加していることが最新の公式統計で明らかになった。表面化した万引きの件数は前年比で23%増加し、年間49万件以上に達し、記録が残る中で最高水準に達した。警察によると2023年9月までの1年間で窃盗事件全体の件数は180万件に達し、そのうち万引きとひったくりの増加が著しいと指摘されている。特に「ひったくり」は前年比22%増の14万6109件にのぼった。ナイフを使用した犯罪や強盗事件もそれぞれ4%増加している。

英国小売業協会(BRC)の調査によると英国の店舗では1日に2000件以上の窃盗が発生。従業員が暴行を受けたり刃物で脅されたりするケースが急増していることが明らかになった。また、小売り業界全体では、1日あたり5万5000件以上の窃盗事件が発生しており、年間で2000万件を超える被害が報告されている。英国の企業は防犯対策に過去最高の18億ポンドを投じ、監視カメラの増設や警備員増員、ボディカメラの導入などの対策を行っているが、万引き被害は過去最悪の水準に達している。サラのような『プロの万引き犯』が堂々とテレビに出るほど英国の万引き問題は深刻化している。小売業者は防犯対策に多額の費用を投じているが、警察の対応には限界がある。果たしてこの「万引き危機」に歯止めをかけることはできるのか。By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)


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