■Forever 21を運営する企業が破産保護を申請したため、米国内での事業閉鎖に一歩近づいた可能性が指摘されている。BBC(電子版)が報じた。同社は声明で「米国内の店舗およびウェブサイトは引き続き営業を続けるが事業清算のプロセスを開始する」と発表した。
Forever 21はかつて世界中の若い女性たちに人気のブランドだったが、価格の上昇やオンラインショッピングの人気の高まりにより店舗への集客に苦戦していた。同社は2019年にも一度破産保護申請をしたが、その後、投資家グループが共同事業として買収した。
Forever 21は1984年に韓国系移民がロサンゼルスで創業。低価格でトレンドを押さえた衣類やアクセサリーが若者の間で人気を博し、ZaraやH&Mと並ぶファストファッションに成長。最盛期の2016年には世界に800店舗を展開。うち500店舗が米国内にあった。By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)