■バトル・オブ・ブリテンで戦った、英空軍パイロットで最後の生存者だったジョン・『パディ』・ヘミングウェイ氏が17日(月)、105歳で死去した。英各メディアが報じた。

ダブリン出身のヘミングウェイ氏は第二次世界大戦前に10代で英空軍(RAF)に入隊。21歳の時、戦闘機パイロットとしてバトル・オブ・ブリテンにグループ・キャプテン(空軍大佐)として従軍。この戦いはRAFがドイツ空軍の大規模な空襲から英国を守った3ヵ月半にわたる壮絶な戦闘だった。
チャーチル首相は「人類の戦いの歴史においてこれほど少数の人に、これほど多くの人が恩義を感じたことはない」と演説して空軍パイロットらの奮闘を称賛。その演説により、この戦闘を戦ったパイロットは「ザ・フュー(The Few)」と呼ばれるようになった。By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)