■過去50年間、スーパーや衣料品店などで買い物をする際、バーコードをスキャンするのが一般的だった。しかし今、時代遅れとなったバーコードをQRコードに置き換える計画が急速に進んでいる。英各メディアが報じた。

これは世界で唯一のグローバル取引商品番号(GTIN)の公式プロバイダーであるGS1が発表したもの。GTINは全てのバーコードに固有の番号を割り当てるシステムで、QRコードは製品に関する情報をはるかに多く格納できる。例えば商品の成分情報やアレルギー情報、さらには食材でレシピの提案も可能となる。一方のバーコードは製品名や製造元、製品の種類、サイズ、色、重量、価格といった7つの情報しか格納できない。
QRコードはパンデミック時に飲食店やバーなどで、非接触でオーダーできるツールとして急速に浸透した。また最近では、製品パッケージにQRコードが記載されることが増え、消費者に追加情報を提供したり、ウェブサイトへのリンクを提供したりするために使用されている。テスコやモリソンズは既に一部でQRコードの使用を始めている。QRはQuick Responseの頭文字で、日本の自動車部品メーカーであるデンソーが開発したマトリックス型二次元コード。特許権を行使しなかったデンソーは偉大! By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)