■ベトナムからの不法移民が当局の目を逃れてネイルサロン等で違法に就労している実態が明らかになった。BBC(電子版)が報じた。南ウェールズ、ポート・タルボットで移民捜査官がピンクのトラックスーツを着た若いベトナム人女性を探していた。数分前まで女性はネイルサロンで客のペディキュアを施していたが、捜査官がサロンを急襲すると裏口から逃走。近くで発見された女性は数年前に小型ボートで英国に不法入国したと語った。

ウェールズと西イングランド地域を担当する内務省移民法執行主任、リチャード・ジョンソン氏は「不法労働者は我々にとって大きな問題だ。ネイルサロンだけではない。建設業、電子タバコショップ、理髪店、レストラン、テイクアウェー(テイクアウト)店など、ありとあらゆる分野に広がっている」と語った。
全国的な取り締まり「オペレーション・トルネード」の一環で南ウェールズのネイルサロンやコンビニエンスストアが不法労働者雇用の容疑で捜索された。捜査官が別のサロンを訪れると従業員は素早くマスクを外して働いていないふりをし、店側も雇用を否定する。内務省によると昨年は英国全土で取り締まりが強化され、2024年7月5日から10月31日の間に3188件の捜査が行われ、2299人が逮捕された。前年同期では2371件の捜査と1836人の逮捕が記録されている。
ジョンソン氏は「不法労働者を雇う雇用主には現在、1人につき4万5000ポンド(約900万円)の罰金が科されている。再犯した場合は6万ポンドになる可能性もある」と語った。「オペレーション・トルネード」ではわずか1週間で50以上の企業に対し最大400万ポンドの罰金が科された。これほどのペナルティにもかかわらず不法労働者を雇う企業が減ることはない。多くの企業が抜き打ち捜査に対する警戒を強めており、ベトナム人向けのフェイスブックグループアカウントには警戒を促す投稿が見られ、捜査員を見張るサービスまである。
昨年、小型船で英国に渡った人は3万人を超え、ベトナムからの移民はアフガニスタン、イラン、シリアに次いで4番目に多く、2024年9月までの1年間で3307人が英国に上陸した。専門家によるとまずハンガリーなど東欧で合法的な労働ビザを取得してから渡欧するケースが多いとされている。またネイルサロン等で不法に働く多くの人が現代の奴隷制の被害者であるという指摘もある。By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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