■北ロンドンにあるNHSの病院が、逼迫するA&E(救急外来)の廊下で患者をケアする専任看護師の募集を始めたことで物議を醸している。英各メディアが報じた。

ロンドン北部、アーチウェイにあるウィッティントン病院(The Whittington Hospital)は先週、ストレッチャー(担架)に乗せられたまま診察を待つ患者をケアする看護師の求人広告を出した。広告には「廊下公認看護師(Corridor Registered Nurse)」とあり業務内容は廊下での患者のケア。給与はバンド5、年収3万ポンド未満とされている。先月、ウィッティントン病院では9000人以上の患者を受け入れ、そのうち約3分の1が診察までに4時間以上待機させられた。さらに約380人がストレッチャー上で少なくとも12時間を過ごしたとされている。
2024年12月にはイングランド全体で約5万4000人が12時間以上待機させられ記録上3番目に多い月となった。医療従事者の一部は「廊下看護師」採用を支持している。しかし英国医師会(BMA)、患者協会、王立内科医学院等の支持を受けた英国看護協会(RCN)はストリーティング保健大臣に対し「不適切なスペースで患者を治療することは、いかなる場合も許容されるべきではない」との書簡を送付した。
王立看護協会の責任者、ニコラ・レンジャー教授は「疲弊した看護師に廊下でシフトにあたるよう求めることは苦肉の策に過ぎない。かつて非常時の対策だったことが今では日常の風景になってしまった。良質で安全な看護を提供できるはずがなく、患者の安全と尊厳に対する侮辱であり、決して容認すべきではない」と語っている。By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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