■買い物時の現金利用は10年間減少を続けてきたが、ここ2年連続で増加していることが小売業者の発表で分かった。BBC(電子版)が伝えた。英国小売業協会(BRC)によると昨年、店舗で5分の1が紙幣と硬貨で支払われ、現金が消費者の予算管理の一助になっているようだという。支払い1件あたりの平均額は2022年の22.43ポンドから昨年は22.03ポンドにわずかに減少した。

この調査結果は現金での支払いを拒否する店舗やサービスが増えたことで、多くの人々が必要不可欠なサービスから排除されていると主張する慈善団体が議会委員会に訴えた後に公表された。特にパートナーから虐待を受けている女性は銀行口座を通して行動を監視したり、支配したりするなどの問題に直面しているという。「経済的虐待を生き延びるための支援団体(Surviving Economic Abuse)」の政策マネージャーであるディードレ・カートライト氏は「現金へのアクセスが唯一、自分自身や子どもたちのために必要なものを手に入れる手段である場合が多々ある。それは加害者の追跡を受けずに逃れるための重要な手段であり、安全と生存に不可欠だ」と訴えている。
また、高齢者や精神面の健康問題を抱える人々の中には、現金を使う方がはるかに安心できる人や、デジタル機器を使う知識やスキルがない人々が置き去りにされているとする主張もなされている。慈善団体によるとこの排除はさまざまな施設やサービスで見られるという。「Mencap Cymru」のウェイン・クロッカー代表は「街中のあるカフェが現金を受け付けなくても別のカフェを選べばいいが、街で唯一の劇場や大学内の施設が現金拒否となれば、カードやデジタルが苦手な人は利用できなくなる」と懸念を示す。
銀行業界のデータによると、現金はデビットカードに次いで2番目に利用度の高い支払い方法として位置づけられている。金融行動監視機構(FCA)は銀行やビルディング・ソサエティが現金へのアクセスを保証するための厳格なルールを発表した。新ルールでは銀行やビルディング・ソサエティが支店の閉鎖を検討する際、ATMの設置や郵便局などを通じて現金へのアクセスの溝を埋める措置を取ることを義務付けるとしている。By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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