■ 今年も残すところ、あとわずか。クリスマス・パーティーや忘年会等でお酒を飲む機会も増えるだろう。残念ながら、ここ英国では近年、パブやクラブ等で飲み物に薬を入れ、相手の意識が朦朧としたところで貴重品を盗んだり、性的暴行を加えたりするなど、「スパイク」と呼ばれる犯罪が急増している。

「イギリスはジェントルマンの国」は、今やファンタジー。移民の増加と共に、道徳心も希薄になった。イギリス滞在中、怖い思いや嫌な経験をしたことのある日本人女性は驚くほど多い。今年は特にワーキングホリデーの枠が拡大したため、より多くの若い日本人女性が来英した。憧れの地で初めてのクリスマスを迎える人も多いだろう。相手への気遣いから「ノー」と言いづらい心優しい日本人女性は、ターゲットになりやすい。しなくて良い経験をして、せっかくの英国滞在が台無しにならないよう、くれぐれも用心して師走を楽しんで欲しい。それでも「もしかしたら今、危険が迫っているのかも」と思う時があったら、「Ask for Angela」の標語を思い出そう。
ロンドン警視庁は、ロンドン全域のライセンス所有施設と協力し、人々の安全を守る取り組みを行っている。具体的には「Ask for Angela」戦略がロンドン中のバーやクラブ、その他のライセンス事業が協力して展開中だ。協力店の女性用トイレには、写真のような「Hi I'm Angela(こんにちは。アンジェラです)」というポスターが置かれている。「危険を感じているなら私に声を掛けて!」と助けを促すものだ。不安や危険、脅威を感じた場合、店のスタッフに「アンジェラを呼んで」などと伝えることで、さりげなく助けを求めることができ、協力店であれば「アンジェラ」だけでも通じる。この合言葉を聞いた店のスタッフは、あなたが助けを必要としていると認識し、対応にあたる。サポート方法は友人を呼ぶ、タクシーに乗るまで見送る、施設の警備員や警察に連絡するといった内容が含まれている。
ただし、BBCが11月、協力店25店に潜入調査を行ったところ、合言葉が通じたのはわずか13店にとどまったという。サディク・カーン市長は「より徹底してこのシステムを広め、定着するよう努める」と話している。By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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