■ フランスのある町が、公的な場でフォアグラの提供を停止。今年に入って3つ目の町となった。「デイリー・メール」紙(電子版)が伝えた。

先週、ポワティエ市、モンペリエ市に続き、ペサック市が「道徳的に正しいフォアグラ」を支持する決定を下した。過去3年間でボルドー、リヨン、アヌシー、グルノーブル、ストラスブールを含むフランス全土の15の町や都市が同様の禁止措置を導入している。ペサックのフランク・レナル市長は「これは環境と動物保護のための活動に沿った象徴的な決定だ」と述べた。フォアグラはアヒルやガチョウの肝臓を原料としており、トウモロコシをチューブで無理に口から押し込んで太らせる「ガバージュ(gavage)」と呼ばれる方法で作られる。この技法は紀元前2500年頃、古代エジプト人が食用に鳥を飼い、強制給餌で意図的に肥育させたことが起源と言われている。英国は、主にフランスから年間約200トンのフォアグラを輸入している。
最近はフォアグラに対する考え方も変化しつつある。YouGovの調査によると、10人中7人が強制給餌の禁止を支持しているという。そのため、一部の農家ではパンや蜂蜜などの甘い食事を与えてアヒルやガチョウを「自然に」太らせようとする試みも始まっている。動物保護団体「L214」はフォアグラを「人道的に」作ることは不可能だと主張。ほぼ同じ味がするという植物由来の代替品を選ぶよう呼びかけている。
2021年、フランス企業の「グルメイ」は、アヒルの幹細胞から世界初の培養フォアグラを作り出した。これは1つの受精卵から細胞を取り出し、アヒルが必要とするタンパク質やアミノ酸、脂質などの栄養素を与えることで作られる。科学者らは「伝統的なフォアグラに近く、バターのように滑らかで繊細な味わいが得られ、道徳的な懸念を解消できる」と主張。フォアグラで有名なアキテーヌ地方のあるミシュラン星付きシェフが「グルメイ」のフォアグラを試食し、違いを判別できなかったという。「フォアグラは作り方がけしからん」と批判しながら食べるフォアグラ、やっぱ美味しいのよね。アヒルやガチョウに負担をかけずに、あの味と食感が出せるなら最高だけど。By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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