■世界で最も悪名高く、不吉な予言者2人が、2025年に関して全く同じ予言をしたと話題になっている。英各メディアが報じた。ノストラダムスとババ・ヴァンガ=写真=の両者は、来年ヨーロッパで致命的な戦争(a deadly war)が起こると予言していた。16世紀のユダヤ系フランス人医師で占星術師のノストラダムスは、「ヨーロッパの地が残酷な戦争」に巻き込まれると記している。さらに「古の疫病(ペスト)は敵よりも恐ろしいものとなるだろう」と意味深な言葉を加えた。
一方、ババ・ヴァンガも2025年にヨーロッパで紛争が起こることを懸念しており、それがヨーロッパ大陸の人口を「壊滅させる」としている。1996年に死去したババ・ヴァンガはブルガリアの予言者で、一部の予言が現実になったことからカルト的な存在となった。この霊能者は12歳の時に竜巻に巻き込まれたことで失明したが、信奉者たちはこの事故が彼女に「第二の視力」を与えたと信じている。
ヴァンガはロシアのウクライナ侵攻や9.11のテロを正確に予言したという。1979年のインタビューではロシアが世界を支配し、プーチン大統領が「世界の覇者」となると語ったこともある。作家ヴァレンティン・シドロフとのインタビューでは「すべては氷のように溶けるが一つだけ汚されずに残る。それはウラジーミル(プーチン)の栄光、ロシアの栄光だ。全てが彼の道を妨げる者から取り除かれ、彼は保持されるだけでなく、世界の覇者となる」と語った。さらに50年にわたる活動の中で1986年のチェルノブイリ原発事故、97年のダイアナ妃の死も予言していたとされる。また、新型コロナの発生を予見しており「コロナが私たちを覆い尽くす」と警告したと伝えられている。一方で、ヴァンガはヨーロッパが2017年までに「存在しなくなる」と予測し「ほとんど人間のいない荒れ地になる」とも語っていたが、これは実現しなかった。By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)