■ハインツは、現在ロンドンの地下鉄駅で掲示されている自社の広告がオンラインで怒りの嵐を引き起こした事実を受け謝罪した。英各メディアが報じた。このポスターは地下鉄ヴォクソール駅とマナーハウス駅のホームに貼られたもので、異人種間カップルとその家族が結婚式で座っている様子を描いている。「家族のポートレート」と題された新キャンペーンの一環でファミリーサイズのパスタソースを宣伝するもの。

Xではこの広告で花嫁の父親が画面から外され、花婿の両親が含まれていることについて意見が飛び交った。ある人は「大手ブランドによる黒人の父親の無視は驚くべきことだ。どうやってこれが承認されたのか?」とコメント。作家のネルズ・アビーさんはポスターの写真と共に「信じられないかもしれないけれど、黒人の女の子にも父親がいるんだよ」と投稿した。ネルズさんの投稿には数百ものコメントが寄せられ、あるユーザーは「ハインツよ、恥を知れ」と投稿。他にも「まったくもって不愉快」「指摘してくれて本当に嬉しい。私たちはこの悪質な無視を軽視せず、異議を唱える必要がある」と書き込んだ。
一方で「これは広告のスペースが限られており、美しい女性を中心に配置するために1人のキャラクターが省かれたことによるもので、それ以外の理由はないと思う。何か悪意があるとは到底思えない」「みなさんは父親が『欠けている』と考えているが、もしかしたら亡くなっているのかもしれない」など、ハインツを擁護する声も。
この議論は広告やメディアにおける多様性と表現の重要性に焦点を当て、さらに話題を呼んでいる。議論の盛り上がりを受けてハインツは、「この広告が意図せず否定的なステレオタイプを助長した可能性があることを理解しています。心よりお詫び申し上げるとともに今後このような事態を防ぐため、引き続き意見に耳を傾け、学び、改善していきます」と新聞上で謝罪した。ハインツとしてみれば花婿を白人、花嫁を黒人としてセンターに置くことでポリコレ(政治的正しさ)をクリアしたと思っていたはず。そのためはみ出た脇役でケチがつくとは思ってもみなかったかも。By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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