■英国内のマクドナルドや、大手スーパー向けパンを製造する工場で「奴隷労働」が行われている兆候があったにもかかわらず、何年も見逃されていたことが分かった。BBC(電子版)が報じた。

被害者はケンブリッジシャーのキャクストンにあるマクドナルドで働かされていた9人と、ハートフォードシャーのホッデスドンとロンドン北部のトッテナムに工場を持つピタパン会社で働いていた9人の合計16人(そのうち2人はマクドナルドと工場をかけもちしていた)。工場では、大手スーパーマーケットの自社ブランド製品のパンを製造していた。
被害者らはチェコ共和国の出身で、多くが故国でホームレスや何らかの依存症を経験。当時は合法的に労働できた英国で、「高給の仕事がある」とギャングに声をかけられ、渡英していた。英語を話せないことから、求人の申し込みはギャングメンバーが行い、面接時にも通訳としてメンバーが同席。週70~100時間労働や30時間シフトといった極端な長時間労働を最低賃金で強いられていた。彼らは雨漏りのする小屋や暖房のないキャラバン、ロンドン北部のエンフィールドにあるテラスハウスの庭などでも生活。
パスポートを没収されて恐怖と暴力で支配され、CCTVで監視された上に電話もインターネットも使えない。何度か脱走したものの、「町の住人の半分がギャングの仲間」だったため、追跡されて連れ戻されていた。
被害者の1人がチェコ警察になんとか連絡し、彼らが英国の警察に通報したことから事件が発覚。ギャングは被害者らの給料で、高級車や貴金属、チェコで家を購入していた。4人の給与を1つの銀行口座にまとめて振り込むなど、「奴隷制」の兆候が見られたにもかかわらず、マクドナルドは2015~19年の少なくとも4年以上は見逃していたことも判明した。By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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