50万ポンド受け取るも「楽じゃない」…生活保護の女王が弱音

■「福祉手当の女王」の異名を持つ、8人の子を育てる無職の母親が納税者の金を贅沢品に注ぎ込んだ事実を認めた。英各メディアが報じた。マリー・バカンさん(42)=写真=は19歳で英国の福祉システムに組み込まれ、8人の子どもの養育費約50万ポンド(約9400万円)を受け取り贅沢な生活を送ってきた。しかし最近は生活費の高騰に苦しみ、かつての贅沢な生活は過去のものだと話している。

2018年、バカンさんはトルコに飛び、1500ポンドの豊胸手術を受け、激しい非難を浴びた。さらに翌年には再び渡航し女性器の手入れのためレーザー治療を受けた。福祉で得た金で馬を購入したこともあるが維持費を払えず手放したという。整形手術の費用はカーブーツセール(蚤の市)で得た収益で支払ったと主張しているが、なぜ人々が憤慨したのか今では理解できると話す。売られた物も福祉から得たお金で購入されたものである可能性が指摘されている。

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バカンさんは「生活保護の方が家族が豊かに暮らせるので、働く意欲が湧いて来ない。この制度に頼って生きるのはとても楽だ」と明かした。しかし「2021年は大変な1年だった。2人の娘が16歳を超えたので児童手当や税額控除などの福祉が削減された。今では週に約160ポンドも収入が減っている。近頃はフードバンクを頼って生活している」と言う。オンライン上では激しい誹謗中傷を受けていると告白した。「寄生虫だ、売春婦だと言われ、『すぐに死んでほしい』とまで言われる。『怠け者』と言われ『懲らしめる』と脅されたこともあり、警察に相談したこともある。それは地獄のようだ。気分が沈んでいる時に読むとますます落ち込んでしまう」と話している。

英国では現在、約300万人が病気のために職についていないとされ、コロナ前の2019年と比べると50万人ほど増加。病気や障害に対する福祉費用は今後5年間で300億ポンド増加すると予想されている。スターマー首相は福祉詐欺を取り締まり、働けない状態を是正するために新たな法案を提出すると発表。「長期にわたって福祉を受けている人で働ける場合は仕事を探すべきだ」と主張している。By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)


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